外科
概要・方針
当科では、消化器外科、一般外科、乳腺外科、呼吸器外科、小児外科を扱っています。
また、日本消化器外科学会の専門医修練施設と日本外科学会の認定医制度修練施設になっています。
また、日本消化器外科学会の専門医修練施設と日本外科学会の認定医制度修練施設になっています。
診療内容と特色
当科では確実な診断を行った上で、必要かつ十分で、患者さんの希望にそった治療を行うことを目指し診療にあたっています。
手術にあたっては、できるだけ傷が小さく、体への負担が軽く、痛みも少なく、入院期間も短く済むように鏡視下手術(腹腔鏡を使った傷の小さな手術)を積極的に行っています。胆のう結石症は約95%を腹腔鏡で手術しています。また、腹腔鏡(補助)下に幽門側胃切除術・胃全摘術や大腸切除術などを積極的に行っており、安全性と有効性を検討しながら、適応も徐々に広げています。進行直腸癌に対する低位前方切術、腹会陰式直腸切断術も症例に応じて腹腔鏡補助下で行っています。 虫垂炎や腸閉塞なども鏡視下で行っており、全身麻酔のおよそ三分の一を鏡視下手術が占めています。また、へその一カ所の創から行う単孔式腹腔鏡下手術も炎症の軽度な胆石症や虫垂炎を中心に行っています。今後も技術の向上をはかり、適応を徐々に拡げていき、鏡視下手術の占める割合を増やしていきたいと考えています。また乳癌に対しては適応条件を満たせば、原発巣からの癌細胞が最初に転移するわきの下のリンパ節(センチネルリンパ節)を摘出し、転移がなければそれ以上、リンパ節の摘出(腋窩郭清)を行わないセンチネルリンパ節生検を行っています。この方法を行うことにより、術後の腕のむくみ等の後遺症の軽減がはかれています。
成人の鼠径・大腿ヘルニアの手術方法としては術後の痛みや突っ張り感が軽いなどのメリットがあるクーゲル法を原則として採用しています。東海地方ではクーゲル法を行う病院はまだ多くないのですが、力学的に合理的で、再発が少ない優れた方法ですので、積極的に行っています。また、外来抗癌剤治療に力を入れており、患者さんが通常の生活を送りながら、治療できるように可能な限り外来で行うようにしています。外来化学療法室では、15人の患者さんに同時に点滴治療ができます。また癌化学療法看護認定看護師、癌専門薬剤師、癌薬物療法認定薬剤師を中心に看護師、薬剤師がきめ細かなケアを行っており、副作用対策も万全です。低侵襲で患者さんに優しい手術と外来化学療法で患者様のQOLを維持しながら治療成績を向上させるように努めています。
手術にあたっては、できるだけ傷が小さく、体への負担が軽く、痛みも少なく、入院期間も短く済むように鏡視下手術(腹腔鏡を使った傷の小さな手術)を積極的に行っています。胆のう結石症は約95%を腹腔鏡で手術しています。また、腹腔鏡(補助)下に幽門側胃切除術・胃全摘術や大腸切除術などを積極的に行っており、安全性と有効性を検討しながら、適応も徐々に広げています。進行直腸癌に対する低位前方切術、腹会陰式直腸切断術も症例に応じて腹腔鏡補助下で行っています。 虫垂炎や腸閉塞なども鏡視下で行っており、全身麻酔のおよそ三分の一を鏡視下手術が占めています。また、へその一カ所の創から行う単孔式腹腔鏡下手術も炎症の軽度な胆石症や虫垂炎を中心に行っています。今後も技術の向上をはかり、適応を徐々に拡げていき、鏡視下手術の占める割合を増やしていきたいと考えています。また乳癌に対しては適応条件を満たせば、原発巣からの癌細胞が最初に転移するわきの下のリンパ節(センチネルリンパ節)を摘出し、転移がなければそれ以上、リンパ節の摘出(腋窩郭清)を行わないセンチネルリンパ節生検を行っています。この方法を行うことにより、術後の腕のむくみ等の後遺症の軽減がはかれています。
成人の鼠径・大腿ヘルニアの手術方法としては術後の痛みや突っ張り感が軽いなどのメリットがあるクーゲル法を原則として採用しています。東海地方ではクーゲル法を行う病院はまだ多くないのですが、力学的に合理的で、再発が少ない優れた方法ですので、積極的に行っています。また、外来抗癌剤治療に力を入れており、患者さんが通常の生活を送りながら、治療できるように可能な限り外来で行うようにしています。外来化学療法室では、15人の患者さんに同時に点滴治療ができます。また癌化学療法看護認定看護師、癌専門薬剤師、癌薬物療法認定薬剤師を中心に看護師、薬剤師がきめ細かなケアを行っており、副作用対策も万全です。低侵襲で患者さんに優しい手術と外来化学療法で患者様のQOLを維持しながら治療成績を向上させるように努めています。
スタッフ紹介
役職 | 氏名 | 専門医・認定医・指導医 | 医師資格取得年 |
副院長 |
岡田 禎人 |
|
平成2年 |
統括部長 | 田口 泰郎 |
|
平成13年 |
部長 | 鈴木 和志 |
|
平成10年 |
部長 | 酒德 弥生 |
|
平成18年 |
医長 | 竹内 健司 |
|
平成28年 |
医師 | 平出 康介 | 令和3年 | |
医師 | 福岡 遼也 |
|
令和3年 |
医師 | 周 択誉 | 令和4年 |
診療実績
令和4年度 | 令和5年度 | ||
全手術件数 | 876 | 900 | |
全身麻酔手術件数 | 706 | 761 | |
緊急手術件数 | 152 | 184 | |
肺 | 肺切除術 | 6 | 2 |
胸腔鏡下肺切除術 | 15 | 13 | |
乳腺 | 乳房切除術 | 50 | 57 |
食道 | 胸腔鏡下食道悪性腫瘍手術 | 3 | 1 |
胃 | 胃全摘術 | 8 | 12 |
胃切除術 | 23 | 25 | |
腹腔鏡下胃切除術 | 9 | 12 | |
大腸 | 結腸/直腸切除術 | 78 | 94 |
腹腔鏡下結腸/直腸切除術 | 76 | 61 | |
ロボット支援腹腔鏡下直腸切除術 | 0 | 25 | |
腹腔鏡下虫垂切除術 | 56 | 77 | |
肝 | 肝切除術 | 7 | 5 |
腹腔鏡下肝切除術 | 0 | 1 | |
膵 | 亜全胃温存膵頭十二指腸切除術 | 14 | 11 |
膵体尾部切除術 | 2 | 7 | |
腹腔鏡下膵体尾部切除術 | 0 | 3 | |
胆嚢 | 胆嚢摘出術 | 10 | 4 |
腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 122 | 120 | |
ヘルニア | 鼠経ヘルニア根治術 | 110 | 88 |
腹腔鏡下鼠経ヘルニア根治術 | 59 | 55 | |
その他のヘルニア根治術 | 21 | 29 | |
痔核 | ALTA四段階注射法 | 39 | 33 |
痔核結紮切除術 | 7 | 6 | |
その他 | 140 | 139 |