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院長挨拶


病院長 石田 義博

病院長 石田 義博(いしだよしひろ)
ISHIDA YOSHIHIRO

皆様ご存じの通り、日本の少子高齢化は人類が経験したことのない急速なスピードで進行しています。これによる生産年齢人口の減少と高齢者の増加による医療・介護費用の急激な増加は今後の私たちの生活に大きな変化を確実にもたらします。国はこの事態に対し、医療を効率化し、入院を最小限にとどめ、できるだけ在宅で療養できる体制づくりを進めています。それが、地域医療構想と地域包括ケアシステムです。地域医療構想は将来の医療需要を予測し、効率的な医療提供体制を整備していく計画です。また、地域包括ケアシステムは、「医療・介護・予防・住宅・生活支援」の5つのサービスを通じて、要介護や独居の高齢者でも住み慣れた地域で暮らせる社会を作るものです。
医療の効率化は各医療機関が高度急性期、急性期、回復期、慢性期などのうち得意な医療機能に特化し、それらが互いに連携することによって行われます。その結果、比較的長い治療期間が必要な病状では一つの医療機関で最後まで治療を行うことはできず、病期に応じて複数の医療機関で継続して治療を行うことになります。半田病院は知多半島医療圏における高度急性期、急性期の役割を担っており、今後さらに高度急性期、急性期の医療に機能分化が進められることになります。このため、半田病院での急性期の治療を終えたら、早期に回復期などの医療機関への転院や自宅への退院が必要となります。また、外来受診も緊急を要する場合を除いてはまずかかりつけ医を受診していただき、必要に応じて半田病院などに紹介をいただくこととなります。改正医療法では「国民は、良質かつ適切な医療の効率的な提供に資するよう、医療提供施設相互間の機能の分担及び業務の連携の重要性についての理解を深め、医療提供施設の機能に応じ、医療に関する選択を適切に行い、医療を適切に受けるよう努めなければならない。」とあります。限られた医療資源を有効に活用するためにも、医療機関の利用方法が変わりつつあることを地域の皆様にもご理解いただきますようお願い申し上げます。
昨年の半田病院は新病院建設地が現職員駐車場から半田運動公園へ変更され、常滑市民病院と極めて近接することになったため、両病院の将来の経営面や機能分担を再検討する必要が生じました。そのため7月~10月に「常滑市・半田市医療提供体制等協議会」が開催され、議論の末、「限られた医療資源を有効活用し、経営効率の向上を目指すためにも、両病院が経営統合したうえで機能分担を図り、地方独立行政法人(非公務員型)のもとでの病院運営を目指すべきである」との報告が両市長に提出されました。今年の2月4日に両市の間で経営統合に向けた調印式が行われ、今後は両市で作る協議体で調整が行われます。これから先、半田病院は新病院建設の準備を着実に進めるとともに、常滑市民病院との独立行政法人化での経営統合に向けて歩んでゆくことになります。
当院は知多半島医療圏における唯一の三次救急医療機関、がん診療連携拠点病院として、良質な急性期医療を提供できるよう頑張りますので、皆様のご支援とご協力をお願い申し上げます。

平成31年4月                            
病院長 石田義博