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院内集団感染に対する経過及び対応


これまで当ホームページでお伝えしてきましたように、患者様、職員合わせて60名を超える集団感染(クラスター)が発生いたしました。患者様を始め市民の皆様、医療関係者の皆様に多大なるご不便、ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
院長として、今回のクラスター発生の経過及び対応を述べさせていただきます。

3月1日、7A病棟の発熱症状がみられた看護師にPCR検査を行ったところ、陽性の判定となりました。直ちに、この職員と接触のあった職員・患者様を調べてPCR検査を行った結果、次々と陽性者が判明し、病棟全体に広がるクラスターにまで発展しました。一度目のクラスターの経験から、個人防護具着用、手指衛生など基本的な感染対策を徹底してきましたが、病棟全体に感染が広がっている事実より、医療従事者を介して患者様に感染させてしまったものと推察されます。少しの隙をついて感染が広がってしまう新型コロナウイルスの感染力の強さを改めて思い知らされました。
当院では「緊急事態宣言」を発令し、改めて個々の感染対策を徹底するとともに、病院職員全員で、この危機を乗り越えるべく、病棟への応援、関係者へのPCR検査の徹底を指示しました。短期間に1,000件を超えるPCR検査を実施し、潜伏期にある陽性者の把握に努め、1ケ月の期間を要しましたが、ようやくクラスター前の平時に戻ったと判断しています。
今回のクラスターで実感したことは陰性判定が、必ずしも陽性者ではない証明にならないという事実です。二度目、三度目のPCR検査で陽性へと変わる方もいらっしゃいます。潜伏期間もひとそれぞれです。患者様に対応する職員は、このことを自覚し、患者様に感染させない、自分を守るためにも、さらに徹底した感染予防策を講じる必要があります。 
前述のように、すべてのコロナ陽性者を完全に把握することは、毎日PCR検査を実施したとしても不可能です。完全に把握できないとしても、少しでも早い段階で陽性者を特定できれば、クラスターにまで広がらない対策を講じることが可能です。
これまでも発熱症状のある方にはPCR検査を行ってきましたが、今回の反省をもとに、入院されるすべての患者様にはPCR検査を行う体制へと変更しました。また、緊急入院の場合でも、現在は隔離部屋的な病床を設けて、PCR検査を行う対応をとっています。また、当面は面会禁止、発熱者の立入禁止を含め検温の強化も続けてまいります。患者様、ご家族にはご不便をお掛けしますが、ご理解、ご協力よろしくお願い申し上げます。
最後に、今回のクラスター対応のために、救急外来の業務を停止せざるをえない状況となった際、常滑市民病院をはじめ近隣病院には患者受入れのご協力をしていただき、改めて感謝申し上げます。こうした支援からも地域医療機関同士の連携の大切さを身に染みて感じました。ご協力をいただきありがとうございました。
令和3年4月8日
半田病院 院長 渡邉和彦